猫とウサギ



まぁ、そんなわけで。
僕は君の好きを信じられなくて。

そのことに、君は気付いていた?


「好き」と言われる度に、嬉しいと同時に「なんで?」って。
「なんで嘘つくの?」って。思ってたんだよ。

本当はね。「ありがとう」って、信じられればいいんだけど。


君みたいに、その瞬間を。その言葉を。ただ純粋に愛して、信じて、温めることができれば良かったんだけど。
僕にはそれができなくて。


これは、僕のいいところなのか悪いところなのか。


先の事、まで。考えてしまったんだ。