ネロは深美を見ると、ニコッと笑った。


「…じゃあ…いくょ」
「僕が行くよ、ネロ」

ネロは目を丸くして、永遠を見つめた。

「……え…」

「僕だって…ネロが犠牲になるのなんて嫌だから!!」


永遠がネロをゆっくりドアの前から退かせると、部屋の中に入って行った。

「……永遠…」


ネロは不安げな表情で、永遠の後ろ姿を見つめた。


「永遠!5秒だぞ!!」


真理和が叫ぶ。


「あぁ!」


永遠は部屋を探索しはじめた。



窓…


抜け道……


永遠は部屋の真ん中でキョロキョロと辺りを見回した。



それらしき物はない。



…………ここじゃない…!!