その悲鳴と同時に、竜と夢はすぐにドアの下を見た。


壁みたいな物が、下から徐々に部屋を閉じようと上がってくる。


これには竜も夢も焦った。


「はやく!!!!美咲!!!こっちへこい!!!」


「…硫酸だよね…これ…溶ける!!!もうでれないよ!!!」



シャワーが一層激しくなる。


―――ジュワワー!!!!


急に後から音がしたので、美咲はいそいで後を見た。


向こうの天井から、徐々に硫酸のシャワーが勢いよくでてきた。


「はやく!」


夢が硫酸のシャワーの先にいる美咲めがけ、手を差し延べた。


ジュウゥウ!!!!

その瞬間、激しくなにかが溶ける音が響いた。

夢は悲鳴をあげた。


「いた…ぁああ!!!美咲!!はやく!!!はやーく!!!!」

段々下から壁が上がってくる。


段々床にも硫酸が溜まっていく…


「………ごめん!!!」



美咲は…硫酸からでている夢の手をはらった。


「…!!」


「…あ…ありがとー!!!夢くん!!けど無理だよ…やっぱり……!!!!」