「……やっぱ気持ち悪いな…」


真理和がほんの一メートルくらい、部屋の中に入った瞬間だった。



ゴロゴロゴロゴロゴロゴロ!!!



「……………!!?」



どこからか来た椅子が、真理和の後ろに勢いよくぶつかり、その衝撃で真理和は椅子に座った。


「…………な!!!!!」


その光景を見ると、深美はすぐに部屋の中に入った。


椅子は、更にスピードを増し、真理和を乗せたまま、ギロチン台に向かった。


……突然すぎて、真理和は声も出なかった。



「……真理和!!!!!」



、深美が必死に手を伸ばした時には、もう真理和の首はギロチン台にセットされていた。

「ありえねぇ!!!!なんなんだよあの椅子!!!」

真理和は悲鳴に似た声で叫ぶ。


「罠にかかったんだよ馬鹿!!!あれだけ行くなって言ったのに!馬鹿ぁ!」


真理和を縛っていく鎖を、深美は止めようとする。

だがその小柄で、徐々に真理和の体を縛り付けていく丸い機械は、全然止まらない。


「ざっけんなよ!!俺の親友をこんな所で失ってたまるか!!」

深美は必死に叫んだ。

その時だった。


―――キュ……ン



ギロチン台の刃の部分が、真理和の首を狙い、徐々におりてきた。