――――――――
―――――
―――
―
「ぅぐ…え…も…もぅやだよ…桃…」
美咲がもう冷たくなった桃の手首を抱きしめて泣いている。
「…美咲…」
華菜が美咲の名前を呟くと、後ろから抱きしめた。
「…がんばろ…?桃の分も…生きよ?」
勿論、華菜も涙で顔がグシャグシャになっている。
「うん…ぅん!!!」
美咲は振り向き、華菜に思いきり抱き着いた。
「……」
深美はメモに×印をつけると、一人で隣のドアに向かった。
真理和が深美の肩を掴む。
「…深美?」
深美は眉を寄せて、真理和を見た。
「………馬鹿だったよ…俺……」
「………え?」
「…もう…俺一人で行くよ…これ以上死なせちゃいけない…じゃんけんなんて…問題じゃない…」
真理和が拳をギュッと握りしめると、隣のドアの前に来た。
「……真理和?」
「次は俺がいく。…あんな大口たたいといて、行かないなんて、卑劣野郎だもんな!」
真理和は永遠や夢を見ると、
「その二人を頼んだ!」
…と伝えた。
――――ギィィ―
真理和はゆっくりとドアノブを回した。

