みんなが無口になる。


「あいつらは自分の体はって、出口を探しにいったんだぞ!?何が嫌だよ!?なにが抜けたいだよ!?じゃあこの屋敷内で野垂れ死んでろ!ふざけるのもいい加減にしろよ!!!」


………………。


ついには、みんななにも喋らなくなった。


「真理和…おまえ言い過ぎだから…」

深美は険しい表情で、真理和を睨み付ける。

真理和は苦い表情をして、下を向いた。


その時だった。


「……私…行くわ…」



桃が柔らかい表情を無理矢理作り、真理和の前に来た。


「………え?」




「…みんな、生きてここから出たいって気持ちは一緒だもんね!怖いのは…当たり前だよね…けど…」

桃は辺りを見回すと、続けた。


「こんな所で揉み合っても、意味ないと思う!!お願いだからもうやめよ!!?」



桃はそう言うと、ゆっくりドアの前に来た。




「……私…見てくるから……誰かメモしてね……」