真理和は永遠に悲しい笑顔を見せた。


永遠は笑顔を見せなかった。






なんで自分が幸せって気がつかなかったんだろう。



つまらない世界。


なにも楽しくない…


いつも笑ってた尚は本当に幸せなんだなぁ…


…………って。


ずっとずーっと思ってて、適当に時間を潰してきた気がする。


ずっと育ててきてくれた親には、自分の苛々をぶつけたり


周りの友達を、少し馬鹿扱いしてた。


本当の残酷さを目の当たりにして、


やっと後悔した。



「……俺…が1番…馬鹿だった…よ……はは」




考えれば考える程、涙が止まらなかった。