「…………あ…!」



永遠達の目の先に、光が、見えた。



真理和が呟く。



「……も…俺達…帰れるのな…」



永遠は真理和を見ると、言った。



「……うん…元の生活に…戻れる…」




二人はゆっくりと光の方へ歩いていった。




コツ…



コツ…



コツ……




光が二人を包んだ。







………やっと…悪夢は終わる…








二人は光の先にたどり着いた。





その瞬間、歓声と悲鳴、笑い声が絶え間無く響いた。






「……………え…?」