「…なにアレ…」
「…川里さん…」
ネロは異様な物を見るような目で、外で綺麗に並んでいる軍人を見た。
「……ねぇ…神崎くん…あれらが…なんで今ここにいるか…わかる?」
ネロの意味のわからない質問に、永遠は眉を寄せた。
「……さぁ…みんなは校長がどーとかこーとか…」
その時だった。
「……あ!!!こっちに向かってくるよ!!」
クラス中に、女子のクラスメートの声が響いた。
「……!!!」
ずんずんずんずん…
次々に軍人が入ってくる。
次々と、列を乱さず、足も揃えて…
そして…
―――――ガラ!!!
あっと言う間に、十人もの軍人が教室入って来た。
「……え!?」
永遠はその異様な光景に、おもわずマヌケな声がでた。
隣のネロはすぐにその小さな体をカーテンで隠した。
「…川里さん!?」
「……やだ……誰かが殺されちゃう…見たくない…」
ネロの不気味な言葉がリアルで、鳥肌が立った。
「なに言ってんだよ!こんなに騒いでも、なんもしてこないんだから…」
すると
「……わぁああ!!!」
入ってきた軍人を押しのけて、クラスメートの草村が余りの恐怖に逃げようとした。
その時だった。
パァアアァン!!!!
教室に銃声が聞こえた。
―と同時に、鉄臭い臭いと、みんなの悲鳴が混じり合った。
「…草村くぅん!!!!!」
女子がキーキー声で叫ぶ方を見れば、
目玉が飛び出し、鼻がぐちゃぐちゃになってる、クラスメイト、草村の死骸が軍人の足元に転がっていた。

