「え…?」


さすがの澄桃からも笑顔が消え、どこか悲しそうな眼で美碧を見つめる。

…今の生徒会だったら…絶対にあの悪魔には勝てない…
というか手も足も出せない。
全く歯が立たない。

今日の戦闘では前線に立っていた男子たちが少しは対応していたが…

あの悪魔…まだ本気を出していない…
まだ本当の強さを出していない。

なら一体、あの悪魔の強さはどれくらいなんだ?
この世界を滅亡させるくらいの…強さがあるのか?

そんなの歯が立つわけない。

ただその悪魔の闇に飲み込まれて行くだけだ。

それを思うと、不意に寒気が襲ってくる。

…でもこの生徒会に新たな希望がやってきた。