言い終わると同時に少年はスッと無駄のない動きで白馬まで近づき、拳をギュッと握りしめ、白馬の横腹に向けて拳を振る。 「ーー⁉︎」 白馬は手に持っていた杖を少年の後頭部へ振り下ろそうとした。 しかし…間に合わない…。 白馬の横腹に少年の拳が入ろうしたその時… 「ディフェンシブリキッド!!」 少年と白馬の間に大きな【水の壁】が立ちはだかった。 2人は【水の壁】に弾き飛ばされ、地面に倒れる。 「ま、間に合ってよかった…」