「ウチかて!! ウチかて水岡先輩に幸せになってほしくて…だから…だから…」 彼女は床にペタンと座り込んでいた。 僕は壁から手を離せずに、もともと華奢なのにいつもよりさらに小さくなった綿本を見下ろしていた。