あの時、君が、コロッケパンを、美味しいと、いいながら、僕に、次の日の、不思議な部屋の秘密の内容を書いた、箱の取り決めを、して、僕に、複雑な歓喜の笑みを、したから。
高校は、いつも、同じことの、反復。よく、どんなことでも、単純構造は、同じことの、反復。生きがいとか、目標とか、同級生は、抽象的な思いに、めがけて、目が、輝いているから。僕は、目が、その単純構造の抽象的な思いに、いき、虚ろになる。
もうすぐ、師走。師も、走る12月。でも、先生と、その出来のいい生徒だけ、情熱の快速で、走り、僕は、走れないだろう。
産学一体と、天然の科学検証の生理学の間に、僕は、挟まれた。
異性の友達は、美味しい中華まんを、自分の部屋で、スマートフォン片手に、頬を、ハムスターのように、ふくらませ、食べていることだろう。シマリスと、いうより、ハムスターだ。シマリスは、菜食だが、ハムスターは、雑食だから。
冷え込む夜は、外に、出る。元気だけが、取り柄。
コンビニまで、歩いていく。街灯は、拒否したい夜に、取り込まれていく。
コンビニに、着いた。生きて腸までとどくヨーグルトドリンクを、買おうとしたが、パックのマミーに、変えた。親が、昔は、ビンのマミーを、よく、飲んでいたらしい。生きて腸までとどく打算より、遺伝子の記憶を、選んだ。かといって、今度は、打算の生きて腸までとどくヨーグルトドリンクだろう。予感だ。
レジでは、顔見知りの女子大生の笑顔。素朴で、愛らしい。
女子大生が、
「寒いから、でも、ホットドリンク、買わないね。」
と、言うので、
「なんかね。健康意識で、ヨーグルトドリンク飲む習性が。」
そう答えたら、女子大生は、さらに、笑顔を、強め、
「今度は、期待!」
僕は、
「?」
後ろに、客が、いるので、疑問を感じながらも、コンビニの出口に、向かって、歩き出した。多分、生きて腸までとどくヨーグルトドリンクは、ホットドリンクに、なると、乳酸菌の恋が、キチガイ沙汰に、なり、沢山の愛の液体が、僕に、飲まれることに、なると、いうことだ。
わけのわからない、性別のないバクテリアの物語を、思っていると、コンビニの出口に、中学校時代の同級生が、立っていた。中卒の美容師専門学校の女子だ。普通科の僕は、時々、コンビニの外で、彼女と、世間話を、する。
「この時間、会うね。」
彼女は、こう話すと、コンビニの駐車場に、僕と移動する。