7時位に部長が病院を訪れて須藤の容態を僕に聞き、奥さんがコチラに向かっていると話した。

部長は一応僕の携帯番号を奥さんに教えてあると言った。

意識こそまだ戻っていないけれど須藤が命に別状は無いと知ると部長は7時半くらいには帰っていった。


 僕は大きな総合病院の新館と本館の渡り廊下付近の休憩スペースで須藤の奥さんが到着するまで待つ事にした。

ここしか院内で携帯の使える場所が無いので、ここで待つしかなかった。

それにICUの中で意識の戻る気配の見せない須藤を間近に見つめて時間を過ごせる気持ちの余裕が僕には無かった。