ギラギラとした太陽が対向車のボンネットに反射して、時折僕の視界に眩しく飛び込んでくる。

僕は土曜日で僅かに人通りの増した歩道と道路の狭間に佇む女性の前に車を寄せる。

彼女は、その美しい黒髪を束ね上げ若草色のセンスの良いカットソーとジーンズを身にまとい真っ白なトートバックを抱え、眩しさに手をかざしながら僕を待っていた。


『誕生日おめでとう。』


僕はまたこの街に来ている。先週の金曜日に僕はこの街で夏恵と出会った。

そして今週の土曜日に初めて出会った駅前で夏恵と待ち合わせた。

夏恵は今日もセンスの良い服装で僕を待っていてくれた。

夏恵の笑顔に出会い僕は子供の様に弾む気持ちを抑えられずにいた。

夏恵は助手席のドアを開けて半身を車の中に入れシートに座る前にもう一度『おめでとう』と言ってキスをしてくれた。

僕は夏恵の可愛らしいキスを素直に受け止め『ありがとう』と言って車を走らせる。

車を走らせると、夏恵は真っ白なセンスの良いトートバックを抱えながら僕の顔を嬉しそうに眺めていた。