『うさぎさーん?どこー?』

『小鳥たちもいなくなってる…』

いつもは賑やかなのに…どうして?

『この石が何か関係してる…?』

『…みて!この石、なんか薄ーく文字が書いてある!』

恋の言う通り、よくみると石には小さな文字が書いてあった。

『どれどれ…ん?なにこれ、読めない。』

その文字は日本語でも英語でもなく、よくわからない記号のようなものだった。

『何かの暗号なのかも…?』

『うーん…どうすればいいの??』

『こすってみたら、魔人が出てきたり…』

『祈ってみたら、願いが叶ったり…』

『『ないよね〜』』

色んなことを石で試していると

『あっ!』

誤って噴水の中に落としてしまった。

『あーあ。愛が雑に扱うから〜』

『そんな雑に扱ってないもん!…ん?』

噴水から取り出した石は、水に濡れたせいか、暗号の一部が浮かび上がっていた。

『これ…読めるね。』

『それ…読めるね。』

『『七色の…光とともに…』』

その言葉を唱えた瞬間、眩しい光がさした…