双子の恋物語

『ど、どこに行けばいいの〜?!』

『あっ、あそこ!あそこ開いてる!』

うさぎを抱えて一生懸命恋について行くと、元いたところまで戻ることができた。

『はぁっ…はぁっ…』

ふと、後ろを振り向くと、

『うわぁっ!!』

ちょうど影から光の指しているところの境目まで、木がびっしり生えていた。

『こ、ここの森、やっぱり入っちゃダメだったんだよ。だって、木が追いかけてくるっておかしいもん!』

『そうだね…あっ、早くうさぎさんの手当てしないと!』

そこから私たちは噴水まで戻り、噴水の水を使ってうさぎを綺麗にしてあげた。

『包帯とかはないし…どうしよう…』

『あそこの葉っぱ、使えそうだ!恋、ちょっとうさぎさん見といて!』

長くて柔らかそうな葉っぱを選び、ちぎることに謝ってうさぎの元へ戻った。

『こうして…っと!これでよし!でも、うさぎさん、まだ安静にしといてね?』

『じゃあ、次はもう一匹を探さないとね…』

『その前に、なんでこのうさぎさんは傷だらけだったんだろう?あの木の群れにやられたのかな?』

『うーん…でも、木じゃこんな傷できないしなぁ?』