キーンコーンカーンコーン…。

4限目の終わりを告げるチャイムが校内に鳴り響きお昼休みとなった。

…そう言えば今日先生見かけてない。

先生の受け持ちクラスは隣だから、1日1回は必ずと言っていい程会う。

ほんの少し後ろ姿だけでも見れたら私はそれで充分。

先生を見るのを楽しみに来てるのに、会えないのでは意味がない。

…やっぱりこんな事まで気になるのは諦め切れない証拠。

「あゆむちゃん早く食堂行こう!」

「うん。」

考えても答えなんて出ないのに。