あたしとアイツ

「え…?」

「さっきの奴!お前の何?」
「高谷君?ただのクラスメイトだけど…」
「ただのクラスメイトがお前にキスしようとしたりするんだぁ〜」
「ちょっ…」

あたしを挑発するような言い方をしつつ、段々と敬太の顔があたしに近いてくる。


「け…敬太?…あの〜?」
「あ?」
「…いえ」

どうしちゃったんだろう…


一つわかるのは、敬太がさっきのやりとりを見てたってこと。

でも、だからって何でこんな…



「こっち見ろよ…」


思わず敬太を見る。


敬太は後ろの壁に手をつき、あたしをまっすぐ見る。

いつもとは違う敬太の雰囲気に、あたしはますます目がそらせなくなった。


徐々に近付く顔…


「俺以外の男に、告白なんかされるなよ」

けい…た?


「俺以外の男とキスなんてするな!」


あたしの唇に敬太の唇が優しく触れた。