「咲良〜帰ろっ!」

「まゆちゃんごめん!今日委員会で残んなきゃならないの。待っててもらうの悪いし先帰って」
「そっか!分かった。また明日ね〜」


今日は図書委員当番の日。


ていっても図書館にはほとんで人が来なくて、特に何もやることがない日は暇だったりする。


「……暇だな。」
「ほんとにねぇ〜」

同じクラスの高谷くんと図書当番。
まぁ1人よりは全然いい。

「1人いたら絶対ぼーとしてたもん。話し相手がいるから助かったよ」
「西野はよくぼーとしてるもんなっ」
「ひどーい。ちょっとは否定して欲しいなぁ」
「いや、だってほんとのことだしっ」


高谷くんと喋りながら本の整理をしていると、あっという間に時間が過ぎていた。


「そろそろ切り上げようか。」
「そうだねっ!戸締りしよ〜」

窓や空調を確認をし、戸締りをし始めた。