私は教科書を忘れてしまい
隣の佑磨くんに見せてもらわなきゃ
いけなくなった


(ゆ、佑磨くん … 教科書忘れたんだけど
見してもらえないかな ? )

すると私が想像してた人とは逆に

(俺のボロボロだけど いいよ )


一緒に見ればいいのに私に貸してくれて
本当は貸してくれないかと思っていた

その時から私の気持ちは

少しだけ佑磨くんに動き始めていた。

そして次の席替えの時までに
とても仲良くなっていた

最初のイメージとは逆に
とても面白くて優しくていい人ってこと
わかってしまった

そして 席替え 。

一緒になるかな … そんなこと考えながら席替えしたら。

佑磨くんの通路挟んで隣の席だった

だけどそこでは佑磨くんの本当の
隣の人は咲良だった

そのとき私の中で何かが
動いていった