｢ちょっ、おい待てよ！｣

俺は佳歩の手を掴む。

｢やめて！私のことなんか嫌いなんでしょ！｣

俺はついにキレる。

｢俺が、何時どこでそんなことを言った！｣

｢だって……このまま付き合ってても意味が無いって……｣

｢それはっ！キスの一つもできないんじゃなんで付き合ったんだって……｣

うわ、言いながら顔が赤くなってるよ俺。

｢え、そ、そうだったんだ……｣

佳歩も顔が赤く染まっていく。

｢はっはっ顔りんごみたいw｣

｢そういう奏太だって……｣

俺は佳歩にキスをする。

｢美味しい赤いりんご頂きました。｣

｢なっ………｣

また、佳歩の顔が赤くなる。

ほんとに、

｢……可愛いなぁ｣