どこの王様かと思い夏希を見ると目が本気だったので急いで準備した。

そしてぴったり5分で用意が終わり夏希と一緒に家を出た。



「どうして夏希と一緒に行かなきゃ行けないの」


朝から急がされた私は少し不機嫌で夏希に言った。


「俺が行きたいから」


ぶっきらぼうにそう言うと隣に並ぶ訳でもなく夏希は私の前を歩いた。


無言のまま学校につくとクラスで私と夏希が一緒に来たことについての噂がもう立っていた。



「ねー！一緒に来たって本当！？」


教室に着くと杏里が私のところに飛んできた。