次の日、俺は留衣のお通夜に行った。そこには泣きじゃくってる留衣の母親と、それをなだめる留衣の父親の姿…そして、元クラスのほとんどが来ていた。どうやら留衣の母親がクラスの全員に連絡したらしい。
「あ…先生…きてくれたんですか…」
俺に気づいた留衣の母親が近づいてきて言った。
「はい。おれも元クラスの一員みたいなものです…か…ら……」
俺はふと見た先を見て驚いた…。俺の視線の先には……ずっとイジメられ続けていた、波色がいた……
正直意外だった留衣は波色をイジメてた張本人みたいなもんだったから…普通そんなやつのお通夜に来るか…?
そうおもっていると、波色と目があった…俺はその波色の表情に固まってしまった………

笑ってたのだ…波色は…俺を見て無邪気な子供のように……不気味に…