無口な君と。

「はい、遥先生!!!どうしてその公式を使うの?」


威勢よく右手を挙げるのは生徒の衣頼ちゃん。


なんて冗談を言ってみる。



放課後になって、私は約束通り勉強会を開く。

「ここは~」