無口な君と。

「はる、よく聞きなさい。恋に年齢なんて関係ないのよ!!そんなことで自分の気持ち殺さないで」


ありがちな言葉なんだろうけど、衣頼の言葉は私に響いた。



「いーい?朱希くん思い浮かべてみて」


私は目をつぶって朱希先生を思い浮かべてみる。


「どう思う?」


ど、どう思うって……。


「えっと、せんせー。としか……。」


うん、だって朱希先生は先生だもの。