無口な君と。

しばらく私たちは他愛もない話をした。



それから急に陽くんが真顔になる。



「陽くん?」


「遥、これから話すことは大事な話だから」


「うん……」


「俺達さ、やっぱりこの関係知られたらだめだから。
だからさ、卒業までは普通の恋人みたくできない。
ちゃんと卒業したらデートとか恋人みたいなことしよ。それまでは我慢な?」



分かりきっていたことだけど、少し寂しい。

でも陽くんが私のこと考えてくれてるってわかったか
らがんばる。


これ俺の番号な、と言って渡してくれた連絡先。


「普通に話すだけなら平気だから、また話しかけて」



あ残して陽くんは仕事に戻った。