無口な君と。

ははっ、誤解?

嘘つくなよ。

じゃあなんで抵抗しなかった?
なんで真っ赤な顔してたんだよ。


なにがどう誤解だって言うんだ。


もう、いいや。


俺はやけになって、遥に冷たいことを言った。

なんて言ったんだっけ?


忘れるくらいやけだった。

ドアを閉めた瞬間、俺はドアに背を向けてすぐそこに座った。

座るしかなかった。
力が入らなかったんだ。