驚いて顔を上げると

「和田くん、迷子になるから…もう離れないでね?」

村山が俺の手を握り引っ張る。

俺は驚いて声も出なくて…

「後、私すごく楽しいからね?和田くんと来てよかった!」

あぁ、俺やっぱ村山の事すげー好きだ。

「村山!」

「どうしたの?」

「俺さ、村山の事…」
笑顔で話を聞いてくれる君が
やっぱり大好きで。
来年も君とここに来たくて。

「「好きだよ!」」

重なる声は距離が縮まった証拠だね…