Many love's

「……くん!和田くん!」

人に埋れながら俺の名前を呼ぶ
村山を見つけた。

「…はあっ、はあ。ごめん!」

「置いてかないでよ!和田くんのバカ!」
少し涙目で怒鳴り、村山が前を歩く。

あー…俺、嫌われたかな…

肩を落とし俯いて歩くと、

ギュッ

右手に柔らかい感触がした