「ゆうくんー!ゆうくんってば、聞いてるの?」

「あー…俺は左かな」

「絶対聞いてなかったでしょ」

私、麻生 那月は彼氏の松浦 優と
デートに来てます。

彼氏のゆうくんは、少し冷たくて
適当な彼氏なんです…
だから、時々不安になるの。
私の事好きなのかな?って

「もういいよ!勝手に選ぶから」

「んじゃ俺は休憩しとく〜」
ヒラヒラと手を振って、
ショップから出て行く後ろ姿を睨んだ