Many love's

「好きって、言いたかったな…」
ぱっと目に止まったのは鞄の中のノート

パラパラとめくれば、いつもの授業より
真剣に書いたノート…

頑張ったのも先生がいたからなのに…

「なんだこれ…」

最後のページに何か書いてある…

佐野くんへ

最後まで言えなかったので、
ここに私の気持ちを書きます。
佐野くんはいつも、私の事をからかってきたよね。
始めて佐野くんを見た時はカッコ良くて
凄くモテそうな子だなって思ったよ。
多分佐野くんは本気じゃないんだろうけど
佐野くんの言葉にいつも、私はドキドキ
していました。
彼からプロポーズされ、私が10年産まれるのが
遅かったらなあ…って思ったの。
私は佐野くんの事が好きでした。
でもこんな気持ちはきっと私だけだし
一方的な想いだからノートに込めたの。
補習授業も楽しみしてたのは私の方で
好きになったのも私の方。
本気の恋、見つけるんだよ?笑
さよなら…今までありがとう。

棚町 瑞穂