Many love's

「歩夢くんおはよう♡今年もクラス一緒だよ〜」
朝から甘い声で俺の腕に絡みついてくるこいつは
俺自身分かる位、俺に惚れてる

残念ながら俺は先生しか眼中ないよ〜

心で呟きながら歩く廊下で
棚町先生とすれ違う。

「やっぱ棚町先生綺麗だよね〜。でも今日で退任しちゃうらしいよ?」
わざとらしい上目遣いで俺に話しかけてくる

「は?なんで?」

俺が話に興味を持ったのが嬉しいのか
そいつはペラペラ喋り出した。

何か〜、先生結婚するらしいよ?相手がお医者さんらしくて、家庭入らなきゃいけないらしくて〜。玉の輿だよね!羨ましいな〜

あいつの言葉を頭で繰り返しながら
職員室まで走る。