それがある日…
俺は棚町先生に呼び出され職員室にいた
呼び出しの理由は、古典の小テストを白紙で出したから…

「もー、佐野くん!これはどういうことなの?」

「だって俺、恋の短歌とか興味ねーし。てか、恋とか愛とかどうでもいいし…」

あの頃の俺ははっきり言って、
女に苦労した事なかった。
本気の恋?とかしたこともなかった

先生かクスクスと笑って俺の顔を見る

「…なんすか?」

「きっとこれから本気の恋に出会えるよ!」
髪をかきあげながら、笑う姿に…
俺は恋に落ちた。

あー、こんな綺麗な人いたんだなって…