*紫苑side*
「なーなー、クラスで1番付き合ってみたいやつ誰?」
休み時間、女子でいうガールズトークを俺らもしていた。
1つの机を囲んで色んな話をする。
そして孝哉がいきなりこんなことを言いだしたのだ。
「いやまずお前から言えよ!」
男子の1人が孝哉につっこむ。
孝哉の答えは聞きたくなかったのに、無駄に大きく聞こえた。
「……や、決まってんだろ。茉心ちゃん」
なんでだろう、大体予想がついていたはずなのに、胸がざわつく。
「え、まさか孝哉、茉心ちゃんのこと好きなんけ?」
その言葉を誰かが発した途端孝哉の頬が一気に赤くなった。
やっぱり、茉心のこと好きだったんだ。
「でも、茉心ちゃんてちょー可愛くね?」
え?待てよ、お前らまで茉心のこと……。
また胸がざわつく。
なんなんだよもー。
