わたがし〜甘い甘い、恋の味〜



学校について、廊下をずんずん進んでいくハルくんの背中を慌てて追いかける


私だけ勝手にうかれてるから、怒ってるのかな?


楽しかったのは私だけかな…


めんどくさかったかな…


「ご、ごめん!ハルくんは楽しくなかった…?」


教室の戸を開けたハルくんに向かって、思わずたずねてしまった。


こういうのも、めんどくさいとおもわれちゃうのかな…


「まだ終わってないだろ、文化祭。

楽しかった、って振り返るのは終わってからな」


ハルくん…!


思わず教室の前で、泣きそうになる。


ああもう、私の涙腺、ハルくんと知り合ってから弱くなっちゃったかな


「ほら、はいれよ」


「…うん!」


涙をこらえて、教室にはいる。


普段の教室とは打って変わって華やかな教室。


黒板にはメニュー表が書いてあって、机にはテーブルクロスがかけられて綺麗に並べられている。


やっぱりすごいなぁ…


私一人じゃここまでできなかったもんね。

もちろんクラスのみんなでやったことだけど、企画や細かいところは、2人でやったところも多かった。


2人っていっても、私は役に立たないことが多くて…


そんなことを思い出して、また泣きたくなってきた。