*゚結衣side*゚


「はぁ…」


失敗失敗…


けっきょくあのあと、相川くんに家まで送ってもらった。


でも、何もはなさなかった。


一緒にいてつまらないって思っただろうな…


私は終始ドキドキしてて、何も言えなくて…


夏菜たちは盛り上がってたから、余計自己嫌悪。


せっかくのチャンスを無駄にしちゃった…


相川くんに掴まれた腕と、軽く触れられた手がまだ熱い。


顔、赤かったのバレたかな…


ベッドにはいってもそんなことを考えていて、なかなか寝付けなかった。