わたがし〜甘い甘い、恋の味〜



*゚結衣side*゚


「夏菜たち、いないね…」                     
 
公園のはじっこのベンチに、二人で座った。


履きなれない下駄のせいで、足が痛い。


靴ズレかもしれない…


でも、余計なことで相川くんに迷惑かけなくないから黙ってなきゃね。


「俺、食べ物かってくる。まってて」


「え、あ、うん…」


実は暗いの、苦手だったりするんだけど…


公園のはじっこは、あかりがあまりなくて暗い。


足はズキズキと痛くて、なんだか泣きそうだった。


少しは距離、縮まったかな… 


自分じゃ、わからないけど。


さっき食べたわたがしの、甘い味が口の中に残っているような気がする。