そう。 私はたった一年で、 この島を離れることになったのだった。 この島は、内地からは本当に…本当に遠い。 船は2日に1便しか出ない。 もちろん、私達教員はこの島に住んでいる。 「……会えなくなるな。」 「うん。」 ああ、別れようとか、 言われるのかなあ。 気がついたら、 頬を涙が伝っていた。 その途端、ぎゅっと抱き締められる。 「先生…」 「いい加減名前で呼んでくれ。」 先生は私の涙をキスで吸いとった。