?「君さ、俺のこと知ってる?」


唐突に切り出したその言葉は幾分か重みを持っているようだった。


見定めるような試してる挑戦的な目。



私はもちろん、










憐亞『.....』





スルーした。




?「ちょ。ええぇえ!?今答えるとこだし!何スルーしてんの!?」

と軽快なリズムを刻み突っ込んでくるコイツ。


あたしはさ、

憐亞『あたしこうゆうシリアスな空気嫌いなの。』


だから、だからさ、






憐亞『友達になって?』









?「....ん?ごめん。良く聞こえなかったもう1回言って?」

憐亞『友達になって!』



?「...は?いやだから...は?お前頭大丈夫か?」


プッ、イケメンの間抜け顔ウケるw



憐亞『だって、私今日初めて学校に来たのだから友達居ない。』


?「いや、それは、わかるよ?うん。けど俺結構真面目な雰囲気出してたそれは無視?」



憐亞『友達になってくれる?』


?「はぁ、もう...分かった。友達になるよ。」

ため息つきながら友達になる宣言をしたコイツ。


憐亞『じゃ、この学校の友達1号さんよらしく!』



そんなこんなで友達1号が出来ました。