「ちょっと待って、どういうこと?
なんでそうなるの?」

さすがの私も混乱する。

「えっと……順を追って説明すんな?
まず、俺の親がこの間死んで、
一軒家が俺のものになった。
1人で暮らすのももったいねぇし…ってこと。」

「いやいやいやいや!"ってこと"じゃないでしょ!!!なんで4人で住むのよ?!」

「えっだって…」

「4人全員が、お互い離れられないから、ろだろ?」


言いかけた俊の後を、凛斗が受け継いだ。

「そっ!さすが凛斗!!
だーかーら、いっそのこと、4人で住みません?
幸い、全員の同じ大学からも近いし。」

「「「…」」」