「うん。これ付けたら頑張れそうな気がするし…。」
「じゃあ、買ってくれば?」
そう言われて、財布を開けてみるがそこに入っているのは、真ん中に穴の開いた銀色の硬貨1枚だけ。ミサンガは1本300円。
そういえば一昨日、麻耶とショッピングに行ったんだった…。
「…お金ない。」
「そ。ならまた今度たい。」
「あ~もう。大会までには絶対買う!!」
「はいはい。帰るぞ。」
…はぁ。すっごいテンション下がった。浅榎とおそろいにしたかったのに……。
そう思っていると、
「ん。」
隣から薄いピンク色の紙袋が差し出された。
「え?何これ?」
「いいけん。」
紙袋を受け取って中を見てみると、薄い黄色と水色の2色で作られたミサンガが入っていた。
「え!?なんで?」
「なんでって…。欲しかったっちゃろ?」
そういう浅榎のスポーツバッグには、私のと同じデザインの黒と赤の2色で作られたミサンガが付いていた。
「これ…おそろい?」
「うん。だから、まぁ…」
次の瞬間、頭の上にポンと私より一回り大きな浅榎の手がのっていた。顔が少し熱くなっているのを感じながら浅榎の方を見てみると、そこには頬を少し赤らめた浅榎がいた。
「まぁ…?」
戸惑いながら聞いてみると、浅榎はのせていた手で軽く頭をポンポンと叩くと、いつもより少し小さな声で
「…俺も頑張るから、お前も頑張れ。」
と、言ってくれた。
「…そんな顔すんな。こっちまで恥ずい。」
「え!?そんな?でもこれは浅榎が原因じゃ…」
「ほら、もう遅いけん帰るぞ?」
「あ!ちょっと待ってよ!」
足早に帰る浅榎に、私は走って追いついた。
「浅榎!ありがとう。」
「おう。」
「じゃあ、また明日ね。」
「じゃあ、買ってくれば?」
そう言われて、財布を開けてみるがそこに入っているのは、真ん中に穴の開いた銀色の硬貨1枚だけ。ミサンガは1本300円。
そういえば一昨日、麻耶とショッピングに行ったんだった…。
「…お金ない。」
「そ。ならまた今度たい。」
「あ~もう。大会までには絶対買う!!」
「はいはい。帰るぞ。」
…はぁ。すっごいテンション下がった。浅榎とおそろいにしたかったのに……。
そう思っていると、
「ん。」
隣から薄いピンク色の紙袋が差し出された。
「え?何これ?」
「いいけん。」
紙袋を受け取って中を見てみると、薄い黄色と水色の2色で作られたミサンガが入っていた。
「え!?なんで?」
「なんでって…。欲しかったっちゃろ?」
そういう浅榎のスポーツバッグには、私のと同じデザインの黒と赤の2色で作られたミサンガが付いていた。
「これ…おそろい?」
「うん。だから、まぁ…」
次の瞬間、頭の上にポンと私より一回り大きな浅榎の手がのっていた。顔が少し熱くなっているのを感じながら浅榎の方を見てみると、そこには頬を少し赤らめた浅榎がいた。
「まぁ…?」
戸惑いながら聞いてみると、浅榎はのせていた手で軽く頭をポンポンと叩くと、いつもより少し小さな声で
「…俺も頑張るから、お前も頑張れ。」
と、言ってくれた。
「…そんな顔すんな。こっちまで恥ずい。」
「え!?そんな?でもこれは浅榎が原因じゃ…」
「ほら、もう遅いけん帰るぞ?」
「あ!ちょっと待ってよ!」
足早に帰る浅榎に、私は走って追いついた。
「浅榎!ありがとう。」
「おう。」
「じゃあ、また明日ね。」
