「よかよ~。鍵返してくるけんちょっと待っとって。」
部活終わり、親友の笹乃麻耶(ささのまや)と話しながら部室を出る。
トラッグを出ると、ちょうど野球部も練習が終わったのだろう。浅榎が同じ野球部の男子、柚木冬吾(ゆずきとうご)と一緒に歩いてくる。 この学校では、1,2組が普通科、3,4組が特別普通科、5,6組が特別体育科と、一学年の3分の2が特体生という、中学校では珍しい特待制度がついている。私と麻耶は6組だから特別体育科、浅榎と柚木くんは4組だから特別普通科に通っている。この特待制度のおかげで、高校からの特別推薦枠が貰いやすくなるのだ。
今はまだ6月に入って間もないけど、4人とも高校からはもう声がかかっている。
すると、浅榎が私たちに気付いた。
「あ、橋本と笹野。」
「えっ!?橋本ちゃんと麻耶おると!?あ!ホント!今日も2人ともかわいかたい!」
「私は可愛くなか!!2人ともお疲れ様!」
「浅榎お疲れ。冬吾ちゃんうるさか。」
麻耶と柚木くんは、幼稚園からの幼なじみらしい。みんな、2人が付き合ってるってからかってるけど、2人はそのたびに声をそろえて「「違うから!!」」と言うのがお決まり。
……だから、みんなにからかわれるんだよね。
「今日どうだった?」とか「テスト嫌だね~」とかの他愛ない話を4人で話しながら校門を出る。
「浅榎、流璃、じゃあね。」
「麻耶、またね!」
「冬吾、笹乃を襲うなよ?」
「襲わんわ!こんなん襲って意味なかたい!」
「冬吾ちゃん、それどがん意味?」
「痛!蹴るなや!ごめんって!」
兄弟みたいに言い合いをしている2人はとても仲がいいんだな、と心から思える。
帰り道が違う柚木くんと麻耶に手を振って帰ろうとすると、学校の前に新しい雑貨屋が出来ていることに気付いた。
「あ。ねぇ、見てあれ。新しい雑貨屋さん。」
「ホントだ。寄ってくや?」
「うん!」
中は雑貨屋というよりカフェのような感じだったが、置いてある雑貨は全て手作りらしく、味わい深いものが多くあった。
「うわ~。これ全部手作りかな…。」
「そうじゃ?」
「あ!ねぇ、これ見て!」
私が指を指したところにあるのは、ミサンガだった。置いてあるもの全部が色が違っていて、細かく丁寧に作られていた。
「ミサンガやん。欲しいと?」
部活終わり、親友の笹乃麻耶(ささのまや)と話しながら部室を出る。
トラッグを出ると、ちょうど野球部も練習が終わったのだろう。浅榎が同じ野球部の男子、柚木冬吾(ゆずきとうご)と一緒に歩いてくる。 この学校では、1,2組が普通科、3,4組が特別普通科、5,6組が特別体育科と、一学年の3分の2が特体生という、中学校では珍しい特待制度がついている。私と麻耶は6組だから特別体育科、浅榎と柚木くんは4組だから特別普通科に通っている。この特待制度のおかげで、高校からの特別推薦枠が貰いやすくなるのだ。
今はまだ6月に入って間もないけど、4人とも高校からはもう声がかかっている。
すると、浅榎が私たちに気付いた。
「あ、橋本と笹野。」
「えっ!?橋本ちゃんと麻耶おると!?あ!ホント!今日も2人ともかわいかたい!」
「私は可愛くなか!!2人ともお疲れ様!」
「浅榎お疲れ。冬吾ちゃんうるさか。」
麻耶と柚木くんは、幼稚園からの幼なじみらしい。みんな、2人が付き合ってるってからかってるけど、2人はそのたびに声をそろえて「「違うから!!」」と言うのがお決まり。
……だから、みんなにからかわれるんだよね。
「今日どうだった?」とか「テスト嫌だね~」とかの他愛ない話を4人で話しながら校門を出る。
「浅榎、流璃、じゃあね。」
「麻耶、またね!」
「冬吾、笹乃を襲うなよ?」
「襲わんわ!こんなん襲って意味なかたい!」
「冬吾ちゃん、それどがん意味?」
「痛!蹴るなや!ごめんって!」
兄弟みたいに言い合いをしている2人はとても仲がいいんだな、と心から思える。
帰り道が違う柚木くんと麻耶に手を振って帰ろうとすると、学校の前に新しい雑貨屋が出来ていることに気付いた。
「あ。ねぇ、見てあれ。新しい雑貨屋さん。」
「ホントだ。寄ってくや?」
「うん!」
中は雑貨屋というよりカフェのような感じだったが、置いてある雑貨は全て手作りらしく、味わい深いものが多くあった。
「うわ~。これ全部手作りかな…。」
「そうじゃ?」
「あ!ねぇ、これ見て!」
私が指を指したところにあるのは、ミサンガだった。置いてあるもの全部が色が違っていて、細かく丁寧に作られていた。
「ミサンガやん。欲しいと?」
