赤い ワ ナ


まあ帰るだけなんだけど!

今日は明後日のデートに向けて

準備があるからねー!

ていうか大学から家まで近いから

あまり一緒にいられないのが悲しいんだけど。



他愛のない話しをしていたら

「やっぱり美月の家は近いなあ
すぐ着いちまう。」

康聖の顔が少し悲しげに見えるのは

気の所為かな?

「まあ、しょうがないよね!
通学には楽なん……っ」

だけどね!って言おうとしたら

それを遮ったように口を重ねてきた。

それからしばらく二人で見つめ合ったあと

「じゃあ…明後日の日曜にな!」

「うんっ!またね!!」

玄関から康聖の背中が見えなくなるまで

手を振り続けた。












あんなことになるならデートしなければ

よかったと思うのはワタシだけ?

ねえ……