冥王ー黒き龍と白き龍ー






「あ、コレです?」


「うん、それ!……よかった、」


「……」


「?」




探していた本はアッサリと見つかった



どうやら、ナンティルが持っていたようだ



本を受け取ると、ナンティルにまでジッと見られる


首を傾げて見つめかえすと、ふっと口角が上がって彼はそのまま部屋から出て行った




………なんだ?





「で、今回はこの子をニカラへと送り届ければいいんですね?」


「何でニカラなんですかぁ?」


「……親がいるからだろ、察しろ」


「親いるのに連れて来たんですかぁ?うわぁ、オルフェさんさいってぇー」


「ちげぇよ。てか、その女みてぇな喋り方やめろ、きもい」


「……それ、エレガンさんにも言われましたぁ」





ううっと、泣き真似をするガイン



まぁ、確かに女っぽいわな



キモいし




「…じゃ、リキ、ガイン。モルを頼んだよ?」


「はいはい、任せて下さい」