冥王ー黒き龍と白き龍ー

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「……ふう」




被っていたフードを外す


広くなった視界には多くの人がうつる




「ようやく着きましたねぇ」


「そうですね、ガイン、エレガンに連絡しておいて下さいな」


「えぇー、俺ですかぁー?……仕方ないですねぇ、やりますから、そんなに睨まないで下さいなぁ」


「サッサとして下さい」


「はぁーい」




横では、淡い桃色の髪をしたガインがエレガンと連絡を取るため


鞄から通話機を取り出していた




「……魔道書って高いからいいよ。そもそも使えないもーん」


「………嘘だよね、それ」


「僕はだよ。あれはあの馬鹿が使ったんだもん」




子どもが魔道書、ですか



聞こえた声にそんな事を考える



使える、持てるような時代になったんですね




「あ、はぁーい、了解です。今すぐ向かいまぁす。え、何て??……キモい?……いや、これ、………何でもないでーす」




ガインの口調について、言われたんだろう


むっすーと、嫌そうな顔をして通話機を切った