「綺麗なものには毒がある、ね」


「わっ、」


「サーシャ、いつからそこに?」




突然、後ろから聞こえた声に驚いて声をあげる僕と、慣れたようにサーシャへと返事を返すイーチェ





「さっきよ。宿が取れたから呼びに来たのよ………にしても、」




ジッとサーシャが見るは、マクサ




「初めて見たわね………マクサ、だっけ」


「そーだよ?」


「サーシャも知らなかったの?」


「えぇ、モルは何処で知ったの?こんなのを」


「………」





ほら、きたよ。



姫さん相手だからと言って、簡単に話す事じゃなかったかな




「何処だったかな」


「少なくとも。ノーノミヤスには咲いてなかったわよね?」


「うん、あそこじゃないよ」






もっと、もっと別の場所だよ