冥王ー黒き龍と白き龍ー





………あれ?


言ってたよね?言ってたよね!?





「で、お前ら何処向かうんだっけ」


「まず、ちょっと説明しろ?……オルフェ、お前どうやって逃げれたんだ?」


「んなの、歩いて話すから。………えっと、アー…何とかだっけ?」


「それ、ほとんど覚えてないじゃないっすか」




何故か収縮可能の槍を腰につけたオルフェは、首を傾げる




それにオグニが呆れたように返事する




「アーシャルカルア、一時間前ぐらいに言ってるはずなんだけどー」


「クソ餓鬼の行動に驚きすぎて、頭から飛んでった」


「………嫌味?」


「いーや?」





この2人、こんなに仲良かったっけ?





「アーシャルカルアに行って、魔物について情報を集めるつもりだよ」


「その前に、リキと合流するっすけどね」


「リキだぁ?……あぁ、そろそろ近くまで来てんのか」




リキ、とは。幹部の1人なんだけど、自由奔放でいろんなところを旅してる



旅人商人。みたいになってるけど





「で、何でリキと合流?」


「最初は仲間は多い方がいいと思ったんだけどね?リキにモルを二マラに連れてってもらおうと」


「………あぁ、そういう事か。お前、親いたんだっけ」