冥王ー黒き龍と白き龍ー






「寝てもらってるもん、大丈夫」


「お前、魔法……」


「違うよーん」





行こう、とでもいうように僕はオルフェの腕を掴み、引っ張る



そのまま、幹部達のいるだろう門へ向かって歩きだす





誰にも見つかる事なく、僕達は城を抜けた




城を出てからでは効果はないけれど、城内なら問題ない



良かった、まだ"埋まってて"




【幻結界具】



僕がさっきまで使っていた魔道具だった


裡の時代に僕がココに埋めた魔道具。



逃亡する際に使う魔道具だ




対象の相手に幻を見せ、敵がその幻を相手にしている間に逃げ出せる、という優れもの




誰を対象とし、誰を対象外にするか。それを決めれるのは僕だけだ