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綺麗に顔面直撃したなー。



本を回収して、オルフェを見上げる





「いきなりこんな喋れるようになったら、気持ち悪いでしょ。だから、ワザワザ単語で話してやったのに」


「なんで上から目線なんだよ!!てめぇが、普通じゃねぇのはもう知ってるわ!」


「……そんな怒るなって、」


「このっ………クソ餓鬼ぃ!!」


「ぎゃぁーーー!!」




凄い怖い顔してコッチに走ってくれば、僕の取る行動は決まってくる



逃げるのみ。




イーチェを盾にすれば、アレは止まる




「………たっく、オルフェ。」


「チッ」




エレガンがオルフェを止めてくれた。グッジョブ、エレガン




未だ、喋る様子のないイーチェ。不思議に思い、顔を見ようと見上げると



イーチェと眼があった




「貴方………本当にモルちゃん?」


「モルテアだよ。まぁ、びっくりするよね、普通は。数日でココまで成長するんだし」


「っ、」


「………え、」


「モルちゃーーーん!!」




僕の体をギュッと抱きしめ、泣き出したイーチェ



なに、なにさ。いきなり、どうした。



あ、心配してたって言ってたな、エレガンが。だからか?



泣き出した彼女の頭を、正確には額をポンポンと撫でてやる



普通、逆だよねー